外資系メーカーの選考を受けた

サラリーマンなら誰でも聞いたことがあるような企業である。

私は積極的に転職活動をしているわけではない。
今の会社の待遇面や人間関係での不満はほとんどない。
ただ、何となく今の仕事に飽きてきて、つまらないと感じるようになった。
成長実感も無くなってきて、本当にこのままでいいのだろうかという漠然とした不安が慢性的にある。
同世代のサラリーマンなら誰しもが抱えている悩みだということはわかっている。
ただ、周りではすでに転職を成功させている人もいれば、海外に留学している人もいる。
独立して自分の事業を始めた人もいる。
自分の人生の舵を自分で取ることができている人がいるのを見ると、なぜだか胸がきゅうっとする。
他人と比較することが不毛ということもわかっている。
ただこのもやもやを少しでも和らげるために一応転職活動はしておいて、いつでも転職できるように練習しておきたい。自分の市場価値を確認しておきたかったのだ。

転職エージェントには登録しており、自分の経歴書と職務経歴書も渡してあったので、求人は時々メールで届く。
そこでこの会社がたまたま目に入ったのがスタートだった。
職務内容的に今の仕事と被っていることが多かったので、今までのスキルは生かせそうだった。
また、私自身この会社のプロダクトを愛用していて、そこに携わりたいという気持ちも2%ぐらいあった。

そして応募。
まあ書類は基本的には通るのでそこに一喜一憂はなかったが、面接はやはり緊張した。
一次面接の日、どうしてもオフィスに出社しないといけなかったので、私は自社のオフィスからオンライン面接を受けた。
もちろん会議室を押さえてそこから参加したのだが、今考えるととんでもない奇行である。

それはさておき、1時間程度の面接で志望動機や職務経歴の確認、今後のビジョンなど、ありきたりな質問を一通りされて終わった。
面接終了の2時間後ぐらいには合格のお電話をもらえた。

そして最終面接。
事前に、面接官のうちの一人は日本語を話せない外国籍のマネージャーなので、その方からの質疑は英語になる。とエージェントを介して聞いていた。
まあ基本的には日本語で進んでいくようだったので大丈夫かな、と思っていた。

当日。
冒頭から最後まで、面接は全部英語だった…
わかってたらもうちょっと準備していったのに…
というかそこまで英語得意じゃないんですよ…泣

内容に関してだが、最終面接ではこちらからの質問もガンガンさせてもらった。
転職しても仕事内容がつまらないと困るから。
具体的には将来海外で働きたいと思ってるけど行けるよね?的なこと。
答えはぼやかされた。多分無理そう。
これは後から調べて知ったんだが、海外に本社がある企業の日本法人、いわゆる日本では外資系と呼ばれる会社って、海外転勤はあまりないらしい。
考えてみれば当たり前だった。本社からすれば海外拠点から人材を本社側に引っ張ってこようって相当優秀じゃないとならないだろうし、自国から採用した方が色々コスパいいし。
だからほんとに海外で働くことを視野に入れたいなら、グローバル展開している日系企業を受けるべきで、それすら知らずに転職活動をしてしまっている自分の調査不足だった。

ということで撃沈かな。と思っていたら話は前向きに進んでいるそう。
パッションで押し切れたのか。

ただ、前向きに話が進んでいるというのは、合格ということではないらしい。
今は条件面での調整をしているとのこと。
まあ、給料が上がらないなら転職する必要はないしなあ。海外行けなそうだし。

というかそもそも転職する必要ないんだよなあ…





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この記事を書いた人

都内のIT企業に勤める20代の平凡なサラリーマン。
節約・貯金が得意。
映画、読書、サウナが好き。
たまに有益な情報を書きます。

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