美容院が嫌いだ。
極度の人見知りなので、美容師さんと1対1のあの時間に耐えられない。
向こうも仕事なので気さくに話しかけてはくれるが、私はそれを求めていない。
なぜなら私は髪を切りに来ているからだ。
加えて、美容院でする話など、この世で一番薄っぺらい。
その場を気まずくしないための、場つなぎトークという感じがして気持ち悪い。(みんながみんなと言っているわけではない。)
とにかく、人見知りの人間にとって美容院というものは苦痛なのである。
正直お金をもらっても行きたくない。
そもそも、美容院に行くということはお金も時間も消費している。
つまり「美容院に行く頻度は少なければ少ないだけ豊かになれる」という前提を認識するべきだ。
ここに定量的な根拠を持たせていきたい。
総務省統計局発表の「小売物価統計調査」によると、2021年の美容室のカット料金の東京都23区内平均はは4,081円だった。
(一旦ここでは4,000円とする。)
次に頻度についてだが、
女性が1年間に美容室へ行く平均回数:4.47回
男性が1年間に美容室に行く平均回数:5.28回
ということで年平均5回ぐらい美容院に行くのが平均のようだ。(引用元:ホットペッパービューティーアカデミー)
つまり、
4,000円×5回=20,000円/年
を、少なくともカット代だけで使っているのが世間の平均というわけだ。
…冷静に考えて高くないか…?
髪切るのに一生でどんだけ金かかるんだろう…
と正直思ってしまう。
ここから私が取っている対策を話す。
まず私は最低でも半年は髪を切らない。
最大でも年間で2回しか美容院に行かないということになる。
つまり、
4,000円×2回=8,000円
が年間で美容院にかかる、最大費用である。
単純計算で、12,000円の節約になっている。
…
「てか、半年に1回しか髪切らないとか無理じゃね?」
ごもっともな指摘が聞こえてきそうだ。
確かにこの節約術の再現性が低いことはある程度認める。
ただ参考として、「私はこのようにしている」というのを紹介しておこうと思う。
まず、美容院で髪を切るときは襟足がやや短めのマッシュスタイルでお願いしている。
イメージとしてはこんな感じ。
ここから半年持たせる。
しかし3ヶ月経過ぐらいで、前髪が邪魔になってくる。
ここで私は、センターで分けるスタイルに切り替える。
ちょっとモデルが良すぎるが、こんなイメージである。
これでここからさらに3ヶ月持たせる。
流石に髪乾かすのが大変だな、と感じた時点で切りに行く。
このスパンが大体半年というわけだ。
襟足短めにカットしてもらうのは、普通のカットで6ヶ月伸ばすと流石に鬱陶しくて、襟足が長すぎるのはだらしない印象にもつながるからだ。
(最近では襟足長めのウルフカットというスタイルも流行っているようなので、それはそれでありなのかもしれない。)
前髪はいいのかという話だが、確かに前髪を下ろしたスタイルで伸ばし続けるとだらしなくなってくるが、しっかり前髪を分けてスタイリングをすれば悪印象にはつながらない。(上の画像の通りだ。)
七三分けぐらいにして片方の前髪を耳にかければ、むしろカッコいい。
こんな感じでショートからミディアムへのヘアスタイルの変化も楽しみながら節約もしているというのが私のやり方だ。
もちろん、営業系などを担当するサラリーマンであればミディアムスタイルにするのは難しいであろう。
ただ私のような内勤のIT系サラリーマンや、フリーの方であれば是非一度真似してほしいと思う。
節約だけでなく、新たな自分に出会える可能性すらあるのだ。
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